歴史
安土・桃山時代
武将として信長、秀吉、茶人として利休、織部、画家に狩野派、その他僧侶や文人、 歌人が活躍した時代に数多くの焼き物が作られ、それも日本各地で独自の陶器が作られ 発達しています。
志野、織部、黄瀬戸、伊賀、信楽、備前・・・・桃山時代の陶器は茶道という日本文化が生んだだけに日本的な特質を備えています。
さらに安土・桃山時代には、豊臣秀吉の朝鮮出兵で日本に連れてこられた人々などによって、非常に硬質で、水なども通さない磁器の生産が始まります。
伊万里焼(いまりやき)などと呼ばれるように、肥前(ひぜん、佐賀・長崎県)周辺でその生産は始まります。
肥前の磁器は、白い磁器(白磁)や、白磁の釉薬の下に藍色のコバルト顔料で絵を描く染付(そめつけ)から始まりますが、カラフルな色を用いた色絵(いろえ)の磁器へと発展していきました。
これらの磁器は、ヨーロッパを初めとする海外へも輸出されるようになります。ここに、ようやく日本の焼き物生産は、中国などと肩を並べるレベルにも達することになるのです。
この時代の力強く、侘寂をふまえた焼き物は日本の名器を多く生み、後世に大きな影響を与えています。茶の湯の流行と共に釉薬を用いない焼き締めの渋い茶器が愛用され 茶器の名品が多く焼かれています。
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